2011年10月21日

ローマの休日

ローマの休日を観ました。

やはり名作です。いつ観ても素晴らしい。
まだCGもなく、カラーでもない時代の映画ですが、
かえって技術のなかった時代のほうが、映像の中の光が大切にされていたように思います。
(CG独特の壮大さも好きですが。)


作品中に、オードリーが髪を切るシーンが出てきます。
まだエクステンションもなく、ウィッグも今ほど発達していなかったであろう時代、オードリーのショートカットはまさに一発勝負。似合わなかったらいけないし、切りすぎてもいけないし、現場は真剣勝負だったことと思います。

今ほどフィルムも豊富ではなかった時代、おそらくNGもそうそうは出せない。俳優さんの緊張感もまた違ったものだったかと思います。


最後にお別れするときの、グレゴリー・ペックの仄かな涙。
静寂の中に輝く、オードリーの笑顔。その間の取り方、一つ一つに俳優さんたちの力量が見て取れます。


時代を超えて輝き続ける名作です。
今こうして、DVDで気軽に観られることが嬉しいです。


それにしても。
今の時代だったら、セキュリティ完備のお城から王女様は脱走なんかできないだろうし、
仮に脱走できたとしても、防犯カメラや衛星写真やGPSでばっちり握られてしまうだろうし、
グレゴリー・ペックは誘拐犯扱いでお縄でしょうし、

やはり、あの時代でしか生まれえなかった名作なのでしょう。
posted by アイピーロー at 11:40| 日記