2011年08月23日

「下町ロケット」

先ごろ直木賞を受賞された池井戸潤さんの「下町ロケット」を読みました。
実に爽快で面白いお話でした。ドラマ化もされるそうで、そちらも楽しみです。

「下町ロケット」では、物語の前半で、特許侵害訴訟が一つの大きなカギとなります。
こんなにもメジャーな小説で、こんなにも大きく特許侵害訴訟がとりあげられるなんて…。知財法務に関わる者の端くれとして、ちょっと嬉しかったりしながらも、精進の必要性も痛感しました。
主人公を助ける神谷弁護士は、技術にも明るい知財専門弁護士で、実に頼もしい。我々も、頑張らないと。道はまだまだ遠いですが。

私は理系出身ではないため、前の事務所でも特許案件については基本的に弁理士の方と共同で担当させていただいていました。
そして、この10年間で、最も多くタッグを組ませていただいたのが、白銀弁理士です。縁あって、今もこうしてタッグを組ませていただいているわけです。(ちなみに、私としては、テリーとドリーも顔負けの絶妙のコンビだと思っています。)

主人公の佃航平は言います。仕事は2階建ての家みたいなものだと。1階部分は、飯を食うためだけど、2階部分は夢だと。実に心に沁みるセリフです。
私事ですが、数年前に辛いことがあった時、心の支えになってくれたのは、子供たちであり、職場の仲間たちであり、そして、仕事自身でした。
今こうして新しい形で仕事を始めた時に、この小説に出会えたのは、とっても幸せなことだなと、読み終わって、夜中に勝手にかなり感動しました。

あれ、そういえば、俺は「下町」の出(ちなみに、深川です)だし、白銀さんは昔は会社で「ロケット」作ってたんだったよな。こりゃ、「下町ロケット」の直木賞受賞は、うちの事務所にとっても縁起がいいかも…。などど、さらに勝手に喜んでいたりもします。
まあ、物事はいい方に解釈した方がいいということで、ご勘弁ください。

いずれにしても、面白いお話が読めるのは、人生の大きな喜びのひとつですね。

posted by アイピーロー at 12:45| 日記