2012年01月20日



日本国内のニュースではありませんが、工業用の塩がメーカー側の「勘違い」で13年間食用として流通していたとの記事が掲載されていました。

意図的ではないようなものの、一般の消費者の方々の食の安全への関心が高まっている日本でも何らかの注意喚起となりそうな記事です。

ところで、日本の商標法では、「工業用の塩」と「食用の塩(食塩)」とは類似しないものとされています。「工業用の塩」は商品区分で、第1類の「化学品」に含まれる商品であり、第30類の調味料の仲間です。類似群コードも異なり(備考類似にもなっていないので)、「食塩」について商標Aという権利を持っているXさんは、「工業用の塩」に商標Aを使用する第三者Yさんに対して、原則は権利行使できないということになります。というより、「工業用の塩」について商標Aという権利を持っている第三者Zがいる場合は、Xさんが、商標Aを「工業用の塩」に使用すると、XさんはZさんの権利を侵害していることになります。

ちょっとした勘違いや思い込みは、商標権侵害につながるリスクもあります。

指定商品や役務の内容については、やはり専門家に相談されるなどして注意深くご確認ください。

posted by アイピーロー at 09:20| 日記